2011.02.26.SAT

『吊屋』

何事も偏執的に執着するという事は全くもって素晴らしい事でその無駄過ぎる情熱はきっと未知なる何かを生み出す可能性を孕んでいる。

“吊る下げる”という行為に魅入られた主人が営む雑貨屋、その店内、ねじやらホースやらゴムパッキンやらセメダインやら三角コーナーやら金束子やら細々とした商品約七千五百点全てが例外なく紐によって吊る下がっている様は圧巻を軽くスルーして眩暈吐き気を誘発するも神々しくもあり店奧に静かに佇む古老店主はそれら吊る下がりまくった商品に囲まれ幸せそうに薄い笑みをたたえていた。

さすがに吊る下がってはおりませんでしたがね。



2011.02.19.SAT

『持参』

最近マイ柚子胡椒を持ち歩いている。

なにしてんだ俺(-_-#)



2011.02.08.TUE

『初雪』

今日は針供養の日ですんで日頃の激務に感謝して針山の針達を極上絹ごし豆腐かなんかにプスプス刺して労をねぎらってみたりしたいところなんですが、いかんせん普段針仕事をする事が皆無なもんで針山自体がありませんので代わりに愛用のペン(ボールポイント式)を供養する事にして近所の氏神様の社に参って初午で賑わう境内隅の手水場でペンのグリップ部分の握り垢を落としてきてやりました。

結構紙に字やら画やらを書く事が好きな性なんで筆記具には並々ならぬこだわりがあり厳選に厳選を重ねて選んだ逸品を只それだけをひたすらに使い倒します。

以前はPentel社の“Hybrid”をかれこれ十年以上愛用しとりました。
が、昨年超新星スーパーノウ゛ァばりに忽然と現れたのがZEBRA社の“SARASA”でこの書き心地たるや「飛ばすぜハイウェイ」的な「今夜はサタデーナイトよキャー」的なノリを纏ったまさに天にも昇るかの如き心地好さであって「もうキミ無しじゃあ生きてく意味ないじゃんよ」的な「もうSARASA以外で紙には何も書く気しないぜ」的な感じであって、何かあったらスッと握ってサッと書けるようにいつも首から掛けてるドッグタグに引っ掛けて持ち歩いており時に人にその良さを諭してるうち興が乗りに乗ってしまってまさにその場のノリで一本差し上げてしまったり、ドッグタグから外すのを失念しそのまま風呂に浸かって水没させたり、インクゼロになるまで使い切ったりと消費本数はゆうに30本をくだらなく、ホントにたまにうっかり拙宅に置き忘れた時などはモヤモヤと尻の座りが悪くそこいらの文具屋で新たに買ったりして無駄に本数増やしたりともう本当にメガッサ気にいりまくりぃぃぃ。

貴殿も是非一度お試しあれ。
なんなら一本あげましょうか(爆)

[僕は黒の0.5oを常用、0.7oをたまに使用してます]